2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧
本日もご覧いただきありがとうございます。本日のテーマは変形性股関節症の評価についてです。 皆さんもこんな場面を経験したことがありますか? 臨床場面において変形性股関節症に対する治療法立案ができない、そもそも評価の方法がわからない。 この悩みを…
【臨床でよくみる】被殻出血とリハビリテーションの視点 本日もご覧いただきありがとうございます。今回のテーマは被殻(putamen)についてです。 臨床現場でもよく遭遇する被殻出血を中心に、評価やリハビリのポイントをお伝えしていきます。 1. 被殻とは?…
本日もご覧いただきありがとうございます。本日のテーマは視床核についてです。 視床は、脳の中心部に位置し、感覚や運動の情報を大脳皮質へ中継する重要な構造です。視床の各核は、特定の感覚や運動機能に関与しており、その障害は多様な臨床症状を引き起こ…
本日もご覧いただきありがとうございます。本日のテーマは小脳性認知情動症候群についてです。 「小脳=運動の司令塔」と学んできた方も多いかもしれません。 しかし近年、小脳が“思考”や“感情”にも深く関わっていることが明らかになってきました。 なかでも…
本日もご覧いただきありがとうございます。本日のテーマは若手セラピスト向けに小脳について考えていきます。小脳=運動の調整のイメージがあるかと思います。しかし、それだけではないんです。 最近の研究では、小脳が感情・言語・記憶・注意力にも関わって…
本日もご覧いただきありがとうございます。本日は前回の続きで起立着座をテーマに進めていきます。 起立 第1相(座位→離殿) ・股関節屈曲による骨盤の前傾により体幹が屈曲または前方傾斜 ・体幹が足部より前にでるまで体幹が前傾 頸部、体幹は中間位より開…
本日もご覧いただきありがとうございます。今回のテーマは、【起立・着座動作の身体重心移動戦略】についてです。 早速ですが、起立動作についての動作分析を解説していきます。 まず起立動作において重要な身体重心の移動について。 前後、上下の移動を同時…
【寝返りから起き上がり動作】3相に分けて理解する! 〜屈曲・回旋パターンと筋活動の臨床応用〜 こんにちは、本日もご覧いただきありがとうございます。 今回のテーマは基本動作である「寝返りから起き上がり動作」に注目し、動作を3つの相に分けて評価・介…
【脳機能シリーズ②】皮質間ネットワークの理解を深める 〜連合・交連線維とリハビリのつながり〜 ◆ 皮質間ネットワークの3分類(復習) 投射線維(上下連絡):運動野と脊髄などの下位中枢をつなぐ(例:皮質脊髄路) 交連線維(左右連絡):左右の大脳半球…
【脳機能シリーズ】 高次脳機能障害を読み解く 前頭葉・頭頂葉の皮質機能マップ 〜感情・行動・空間認知の障害をどう理解するか〜 はじめに 脳卒中後のリハビリでは、運動麻痺だけでなく、行動・感情・空間認知の変化への理解が不可欠です。これらは前頭葉や…
はじめに 脳の大脳皮質間をつなぐ「皮質間ネットワーク」は、感覚情報の統合や運動制御、高次認知機能において重要な役割を果たします。本記事では、皮質間ネットワークの構造と機能を解説し、リハビリテーションにおける評価と介入のポイントを具体的に紹介…
本日もご覧いただきありがとうございます。 今回は、脳卒中リハビリで注目されている学習戦略の視点にフォーカスしていきます。 脳卒中患者の運動障害に対するリハビリテーションでは、単に筋力を回復させるだけでなく、「運動を学び直す」視点が極めて重要…
本日もご覧いただきありがとうございます。 今回も臨床において重要な感覚についてをテーマにしていきます。 ◆ なぜ“感覚”へのアプローチが重要なのか? ヒトの運動や行為は、感覚と運動のループによって成り立っています。つまり、「動くために感じ」、「感…
はじめに 体幹を前傾させる動作は、日常生活動作やリハビリにおいて非常に重要な基本運動です。しかし、患者が「うまく前に倒れない」「腰が丸まる」「膝が曲がる」といった問題を抱えることは多く、原因は単純な柔軟性低下にとどまりません。今回は、体幹前…
【肩関節屈曲と大胸筋活動の関係】 ~なぜ肩関節屈曲で大胸筋が働くのか?~ ◆はじめに 肩関節の屈曲運動において、大胸筋が活動する場面に出会ったことはありませんか?「屈曲=三角筋・烏口腕筋」と考えていた方にとっては、少し違和感があるかもしれませ…