2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧
【体幹機能と麻痺側の姿勢制御】 ~片麻痺患者における体幹の「非対称性」とその評価・介入~ ◆はじめに 片麻痺患者の立ち上がりや座位姿勢を観察すると、体幹の非対称性がしばしばみられます。特に、麻痺側の体幹伸展機能の低下は、起立動作やバランス保持…
はじめに 臨床でよく見かける「ドスン座り(着座時に制御なく尻もちをつくように座る動作)」の原因は、単なる筋力低下だけではありません。 実際には、骨盤の運動制御と床反力の方向とのミスマッチが根本にあることが少なくありません。本記事では、骨盤の…
本日もご覧いただきありがとうございます。本日のテーマは歩行における速度について考えていきます。 歩きの速さは、単なる歩行能力だけでなく、歩行速度が低下するほど転倒リスクが高まるとされています。 さらに、神経疾患患者や高齢者でも、歩くペースの…
【股関節内転筋・外転筋の力学的理解】 ~杖の使い方で筋負荷が変わる?歩行中の力学を可視化する~ はじめに 股関節の力学的理解は、歩行や起立時の筋活動を予測し、リハビリテーションの介入方針を考える上で非常に重要です。 今回は「Pauwelsの理論」に基…
【脊柱起立筋と体幹深層筋の臨床的役割】 ~回旋・伸展・安定性をどう評価し、治療へつなげるか~ はじめに 脊柱や骨盤の動的安定性を支える「体幹深部筋群」は、リハビリテーションにおいてしばしば見逃されがちな要素です。 本記事では、脊柱起立筋群や腹…
本日もご覧いただきありがとうございました。本日のテーマは関節可動域制限のメカニズムと臨床における介入戦略についてです。 1.膝関節における屈曲制限の構造的要因と治療戦略 膝関節の可動域制限(特に屈曲制限)は、支持組織の線維化・癒着、関節内滑走…
本日もご覧いただきありがとうございました。本日のテーマは歩行観察についてです。 歩行は、ヒトが最も日常的に行う運動の一つでありながら、高度な神経・筋・力学制御が統合された極めて精緻な運動です。特に、歩行周期の中で各筋がどのタイミングで、どの…