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臨床の気になることを深掘りしていきます🌸

【基本動作シリーズ①】寝返りから起き上がりへ

本日もご覧いただきありがとうございます。今回は基本動作である寝返りから起き上がり動作について解説していきます。 患者様によく見受けられるパターンでは、ベッド柵や手すりを引っ張って起き上がる、、、ということがありませんか? 基本動作を理解する…

リハ中の安全確認マニュアル」「バイタル&症状で見る中止基準

本日もご覧いただきありがとうございます。本日のテーマは「リハビリ中止・一時中断の基準」についてまとめました。 ぜひ参考にしてみて下さい。 リハビリ中止・慎重な対応が必要な症状・徴候まとめ(実践向け) 【主観的症状】 症状 対応・備考 失神 一過性…

姿勢観察のコツ|立ち直り反応とバランス戦略を臨床に活かす

本日もご覧いただきありがとうございます。 今回のテーマは『姿勢観察』についてです。 臨床において、患者様の反応をどのように評価しているのでしょうか。 早速行ってみましょう。 姿勢反射は、リハビリの“要” 移乗・立ち上がり・歩行など、すべての動作…

脳卒中後に現れる「痙性」とは?

本日もご覧いただきありがとうございます。今回のテーマは『痙性』に対するリハビリテーションについてです。 脳卒中をはじめとする中枢神経系の障害では、「痙性(spasticity)」という症状がみられることがあります。これは、筋肉がつっぱるように硬くなり…

【臨床に活かす!Pusher症状の理解とアプローチ】

本日もご覧いただきありがとうございます。 今回のテーマはPusher症候群の臨床的特性と理学療法アプローチについてです。 脳卒中後のリハビリテーションにおいて、体幹の正中保持が著しく困難であり、矢状面および前額面上のアライメントの破綻を呈するケー…

フィードバックの使い方、間違ってない? 運動学習と患者の意欲を高める臨床アプローチ

本日もご覧いただきありがとうございます。 「声かけしても動きが変わらない…」 「なんとなく励ましてるけど、患者さんのやる気が上がらない…」 そんな悩み、ありませんか? 実はその“伝え方”や“関わり方”、脳科学と心理学の視点から見直すと、リハビリの成…

予後が読めるセラピストになる!被殻・視床出血の判断軸まとめ

本日もご覧いただきありがとうございます。本日のテーマは被殻出血・視床出血の予後予測についてです。 日常臨床において、脳出血患者の機能予後を早期に予測することは、リハビリテーションにおいて治療の立案や、ご家族様への説明、さらには多職種連携を行…

リハビリで重要なのは“筋力”より“感覚”!?セラピストが知るべき感覚戦略とは

本日もご覧いただきありがとうございます。今回のテーマは姿勢制御における感覚についてです。 姿勢制御は“感覚の使い分け”で成り立っている ヒトは二足直立という不安定な姿勢を保つために、常に複数の感覚入力を統合して姿勢を調整しています。特に重要な3…

感覚統合から考える運動リハビリテーション―「感覚の再重みづけ」と「感覚入力への介入」を臨床でどう活かす?

◆ はじめに 本日もご覧いただきありがとうございます。今回のテーマはリハビリテーションにおける【感覚】についてです。 脳卒中片麻痺患者様においては脳の損傷により感覚障害を呈するケースが少なくないかと思います。 そこで、セラピストとして感覚とは何…

【急性期の小脳失調とリハビリのポイント】

はじめに ご覧いただきありがとうございます。本日も臨床で役に立つ情報を更新していきます。 本日のテーマは急性期の小脳失調とリハビリのポイントについてです。 小脳出血の患者様を担当する際や、リハビリを行う際にぜひ活用してみてください。 1. 急性期…

【運動失調のリハビリテーション:基礎から実践へ】

はじめに 本日もご覧いただきありがとうございます。本日も臨床で活用できる情報を発信していきます。 今回のテーマは「運動失調のリハビリテーション」についてです。 ぜひ最後までご覧ください。 1. 運動失調とは? 運動失調(Ataxia)は、運動麻痺がない…

股関節の痛みと腸腰筋の関係性とは?リハビリと歩行改善の秘訣

【はじめに】 股関節は身体の安定性と運動において重要な役割を担う関節です。特に股関節周囲筋の働きは、日常動作や歩行に大きく関与しています。本記事では、股関節の筋発揮特性、痛みと機能障害、そして腸腰筋の機能的役割について、最新の研究を基に総合…

長下肢装具(KAFO)使用期間の決定に影響する因子

脳卒中リハビリにおいて、長下肢装具(KAFO)は歩行機能を補助するための重要な装具です。しかし、KAFOから短下肢装具(AFO)への移行時期の判断は、リハビリの進行において大きな課題となります。本記事では、最新の研究結果を基に、KAFOの使用期間に影響を…

AFOとKAFOの選択基準!理学療法士が押さえておきたいポイント

脳卒中などの神経疾患による歩行障害において、AFO(短下肢装具)とKAFO(長下肢装具)は、歩行機能の再建において重要な役割を果たします。しかし、適切な装具の選択には、患者の病態や回復ステージ、歩行のパターンなどを総合的に判断する必要があります。…

脳卒中リハビリにおける予後予測と目標設定の実践的アプローチ

脳卒中リハビリテーションにおいて、予後予測と目標設定は、効果的な治療計画を立案し、患者の早期自立を支援するために重要な要素です。本記事では、予後予測と目標設定の具体的な方法と実践例について解説します。 【予後予測の基本と実践的アプローチ】 …

姿勢制御の基本:COMとCOPの関係

【立位姿勢制御の基本】 支持基底面(Base of Support, BOS)内で、重心(Center of Mass, COM)を管理することが姿勢制御の基本です。COMは身長の約2/3の高さに位置し、常に動揺しているため、圧中心(Center of Pressure, COP)との関係でバランスが保たれ…

【脳機能シリーズ】脳卒中後の運動機能回復:皮質脊髄路と被殻出血のリハビリ戦略

本日もご覧いただきありがとうございます。 脳卒中による運動麻痺や姿勢制御障害は、損傷部位や病態により多様な症状を呈します。特に、皮質脊髄路(錐体路)の損傷は、随意運動の制御に深く関与し、内包後脚や脳幹での損傷は反対側の片麻痺を引き起こします…

【脳機能シリーズ】 視床の機能と基底核・小脳ネットワークによる運動制御の理解

本日もご覧いただきありがとうございます。今回のテーマは視床の機能について、基底核、小脳ネットワークによる運動制御についてお伝えしたいと思います。 臨床において視床や基底核、小脳に対し病変をもつ患者様に対し、脳画像や神経系について学ぶことでリ…

脳画像と予後予測

脳卒中リハビリの最前線へ—回復への第一歩を知る 脳卒中は、患者様の生活にとって突然訪れる大きな転機です。発症直後から始まるリハビリテーションは、回復の行方を大きく左右します。しかし、「何から始めればいいのか」「どんなリハビリが効果的なのか」…